人からもらったやさしさを忘れたくない

 人にやさしくしてもらったこと、やさしい気持ちで見守ってもらったことをいつまでもずっと覚えていたい。記憶のどこかにはずっと在り続けるんだろうけど、それを忘れて、怒ったり悲しんだり、時には人に当たってしまったり……。

 本当は日記に書いてすべて残したい。でもその日記も失われるかもしれない。忘れることで救われていることはたくさんあるけど、今はそのやさしさを忘れたくないという気持ちのほうが強い。

 何もかも分からなくなって、好きな人や家族の顔を見ても誰だか分からないような状態に自分がなってしまう可能性があるなんて信じたくない。クラウドにデータを保存して、忘れたタイミングでバックアップの復元ができるようになったりしないかな。

 アルツハイマーレビー小体型認知症について調べた。原因ははっきりと分かっていないらしいけど、高血圧・高血糖に注意し、適度な運動。つまり健康的な生活を送れということ。

父が死んだ時も思ったけど、健康でいることが一番の親孝行・子孝行・パートナー孝行だ。健康にお金をかけるということの大事さが20代後半になってよくわかる。自分は夜型で、なかなか早寝早起きというものが続けられないんだけど、夜ふかしが健康に悪いのは分かる。だから、人からもらったやさしさを忘れないために、今日はいつもより早く布団に入ろうと思う。

 

 おやすみなさい。